胡椒、少々?

今週気付いたこと、書き連ねます(今週とは言っていない)

連休明けの週末は #1

もはや冗長に感じてしまった長期連休だったが、明けて出社してみれば、すぐさま休みが恋しくなるものであった。

ともあれそんな気分が長らく続きながら仕事をこなし、金曜の定時をようやく迎えた。その日は世話になった先輩の送別会であった。

1次会での話にも積もる話は無くはないのだが、今回は割愛しよう。本題にしたいのは2次会の話である。

送別される先輩は2次会が好きだった。それも1次会よろしく、似たような居酒屋で楽しく会話するのではなく、女の店でだべることだ。この辺りは都会と違って、田舎の辺鄙なところであるから(ましてや繁華街ですらなく)格安で済むのも一因である。

女の店といっても、今回は皆さんには"スナック"を想像していただきたい。先輩は無類の風俗好きであろうが、あまり範囲を広げ過ぎても、主旨がズレてしまうだけだ。またスナックのイメージのギャップの有無も今回の話で感じてほしい。

さて、私はスナックが好きなのかと問われれば、結論から言えば好きではない。と言うのも、コスパ的には決して良いとは思えない。我々は決して美味いとは言えない酒を飲み、また女にも酒をおごる。女のスペックは上から下まで様々で、ハズレを引けばただ時が過ぎるのを待つだけだ。また、会話が弾まなければたちまち地獄となる。雰囲気を打開するには、よもや気持ちのこもってない合いの手を入れられながら、カラオケを歌わなければならない。こんなことのむなしさと言ったらこの上ない。何が楽しくて金を払っているんだ。

しかし、私もそのスナックに向かうのは今回で3回目である。通ってるじゃねえか、と指摘を入れられたかもしれない。指摘した人は二郎系ラーメンを食べに行くことを想像してほしい。長い行列を待機し、豚の飯のようにバクバク食べる。はちきれんばかりに食った後は、腹を下すのと胃もたれに悩まされ、「もう当分いらねえよ」と思うのだが、また数日すればラーメン屋に向かっているアレである。

私にとって、スナックに行くことはそのラーメン二郎現象と似ているものを感じる。

人付き合いであれば、なおさら行く踏ん切りをつかせた。今回も世話になった先輩の希望あってのことだと考えて行くことにした。しかし、私の心の奥底にある、決して嫌とは言っていない好奇心が動かしているのも確かである。

そんなわけで、今回のスナックの話は嫌いな部分8割とその裏返しの面白さ2割を込めて書き連ねていく。

 

                                    つづく